改修工事の流れ

常温亜鉛めっきローバルによる改修工事

常温亜鉛めっきローバルによる改修工事

ローバルによる改修工程は一般塗料と異なり水洗洗浄後、赤さび部のみを動力工具を使いて先行補修します。
その後、亜鉛めっき面表層の脆弱な白さび・付着物などを手工具・動力工具を併用しながら
ケレンし清浄なめっき面を露出させ、補修箇所を含め全面塗装します。

1.水 洗 洗 浄

立体駐車場のパレットには、泥や油分、融雪剤などが付着している場合が多くあります。
ケレン前に水洗洗浄して除去しましょう。
洗浄後は水分も拭き取ってください

2.素 地 調 整

ローバルは鉄素地と直接接する事によって電気化学的な防錆能力を発揮します。
鉄素地とさび止め塗料の間に旧塗膜やさびなどは残さないようにしましょう

赤さび先行補修
赤さび部は、動力工具でしっかり除去して素地が露出するまでケレンしてください!

赤さび補修箇所以外
手工具やサンドペーパー (#180~)などで白さびや不純物を除去し、清浄な亜鉛めっき面にしてください。
ウエスでめっき面を拭い付着物などでウエスが汚れなければケレンが完了です。
亜鉛めっきを削り過ぎると防錆力が低下するので、出来る限り残すよう注意してケレンしてください。

こんなケレン工具もありますので、ご参考にしてください!

3.不純物除去(粉じん、ゴミ、グリースなど)

ケレン作業で発生した塵埃や砂、グリスなどが残っていると付着力が低下し、はく離の原因になるので注意してください。

4.ローバル塗装

◎ハケ:腰の柔らかく含みの良いもの
◎ローラー:中毛・毛丈12〜13mm程度

※素地調整〜塗装は1日で完了!

十分な撹拌、膜厚の確保が重要です。
塗り延ばさずたっぷりと塗ってください。
大げさかもしれませんが、塗料を置いていくような気持ちで塗ってください。
塗り延ばすと膜厚の確保ができず、せっかくのローバルの防錆効果が発揮できない為、短期間での改修をすることになりコストも高くなります!
推奨膜厚以上の塗膜厚を確保する事で、ぐ~んと改修サイクルが延びてコストダウンにもつながります!!

5.乾 燥 

実は、ローバルは23℃の環境において30分で乾燥する…ということは、30分後に2回目の塗装が可能なのです。
だから、赤さびが発生した箇所の先行補修も含め1日に3回以上、傷ついたり、膜厚不足の場合などで4回塗ることもできます。

◆環境温度と塗装間隔の目安◆

環境温度5℃10℃20℃30℃40℃
ローバルシリーズ各製品の塗装間隔60分40分30分10分5分

これで改修工期の大幅な短縮が見込め 人件費の削減=コストダウン につながる!という訳です。
詳細は、選ばれる理由をご覧ください。

6.施 工 完 了!!

塗装をした次の日、自動車の入庫が可能です。

※冬季、風通しが悪いなど環境にご留意ください。